オンライン授業で皆さん「ためになった!」と感想を述べている中、「最近の授業はつまらないし、前半の授業で全て完結していてそれを個人が深めていくだけなんじゃないかなぁ。」と、真っ向からお茶を濁してしまったラパンアジールの山田です。
#だって自由に話していいって言ったから #お茶って濁るもんだな
さてさて、今日は美容師さん向けのブログです。
先日のブログを書いていて改めてというか、当たり前なんだけど「技術のクオリティ」というのがどれだけ疎かにされてきていたのか?考えてしまいましたっす。

▼クオリティが上がらない環境が作られている。
職人の世界だから技術のクオリティは経験と共に成長していくのは理解できます。
ただこういう話も耳にします。
大型チェーン店では一昔前は100万円スタイリストをたくさん育てて売り上げを上げるというのが主流でしたが、最近は80万程度売り上げるスタイリストをたくさん確保しておくことが主流のようです。
本来なら技術力、人間力共に成長さえ実力をつけてもらうのが育成だと思います。
でも、それを意図的にしないサロンもあるようです。
これがどこにつながっていくか察しの早い人なら分かると思いますが、独立させないようにしてるんです。
この時代顧客がいない状態で独立は非常に厳しいです。
個人情報の兼ね合いなどもあるけど、顧客がネット検索すれば担当者にはすぐアクセスできますので信頼関係がお客さんと出来ていればお客さんの方から独立時にはお店に来てくれます。
でも実力も信頼関係も築けていなかったらお店を構えることは出来ても経営はできないと思います。
独立させないというのも経営戦略の一つと言ってしまえばそれまでですが、なんだか寂しさも感じます。
独立するかしないかは個人の自由であり、サロンにいる限りは学びの時間は積極的に提供するべきなんじゃないか?と個人的には思います。
そして、、、

美容師は2年〜3年専門学校に通います。
その学費は親御さんが出していると思います、金額は250万〜400万近いです。
お金は親御さんが汗水流して、時には嫌な上司や取引先に頭を下げ稼いできたお金です。
それを我が子のためと思って投資するわけです。
経営者はスタッフにそういうバックボーンがあることを理解して、雇用そして教育・育成をしたほうがよさそうです。
▼独立は誰でもできるけど、経営は簡単じゃない。
誤解のないよう言っておきますが、独立には向き不向きもあるから独立を推奨しているわけではありません。
美容師って髪のことしか勉強しないから、マーケティングや経営のことなどほぼ勉強しません。
独立するということは、経営をを日夜勉強している経営者たちに挑まなきゃいけないわけです。
そしてそして、まずは所属しているサロンで売り上げやら指名やら客単価などの数字アレルギーのある人たちが拒絶する世界で一番を取らなきゃならんのです。
サロンという小さなコミュニティで一番になれない美容師が生き残っていけるほど、サロンを維持していくのは簡単ではありません。
独立には向き不向きがあるというのはこういう点からも言い切れます。
ちょっと怖いことを書いてしまいましたが、なんだかんだ言っても美容師は美容師ライフを楽しめるようにしましょ☆