ミーティングにて新作シャンプーの製作を打診したところ、「一回の発注で500kg作ることになる。」と報告を受け、今までで一番ちっちゃくなったラパンアジールの山田です。
#それでも新たなシャンプーは登場させる予定です。
先日読んだ本にちょっとためになることが書いてありました。
僕の担当しているメンバーさんは経営されている方やビジネスパーソンが多いので、たまにはマーケットの話をしますね☆
▼今は「自己実現の時代」
時代の流れ
1960年 人間としての生理的欲求
1970年 安心して暮らせる安全の欲求
1980年 社会のポジンションを見出す社会的欲求
1990年 社会の中で尊厳を確保したい承認欲求
2000年 自己実現の欲求
1960年代、戦後の復興から始まり高度経済成長に入り、日本は世界的にも豊かな国となり自己を見つめて自分という存在はなんなのか?と問い、自分のやりたいこと、生きたい人生を見出して自分の願望を叶えるために生きる。
こんな時代背景がありますが、これはマズローの5段階欲求にそのまま当てはまるので本能的な欲求で社会は成り立っていることが伺えます。
この欲求がマーケットにも影響していて、今は「自己実現の欲求」段階。
正確にいうとコロナの影響で安全の欲求段階に引き戻されてしまうのかどうなのか分からない状態。
それで、自己実現をマーケットに取り入れて成功したのはライザップ。
美しいプロポーションを手に入れたい!筋肉質な身体にしたい!こういう自己の願望にフォーカスしたマーケット戦略でした。
僕たち美容師も今は「ツヤ髪」を手に入れたい!という欲求に応えるため、各メーカーがツヤ髪になる商品を多く打ち出してきています。
▼変化が訪れることを予測する。
これからの時代、リモートで仕事やイベントをやることが日常的になってくるでしょう。
そうなると気になるのがカメラで写している自分の顔や画面上の背景(部屋の雰囲気)、ここはデザインの余地が大いにありそうですね。
実際にリングライトなんかは売れ行き好調らしいです。
また自宅で仕事をするとなると、家族への配慮が必要になってきます。
作業部屋の確保、防音壁の準備など、ますます家という空間のバージョンアップが求められてきそうな気がします。
そして、自宅にいる時間が長くなると外的刺激が欲しくなってくると思います。
今までは休みに日は家でゆっくりだったのが、休みの日は外出して刺激を受けるようにする。というように真逆のライフスタイルが求められるかもしれないですね。
▼自分の業種に置き換える。
こうやって考えていくと、なんか答えのようなものがぼんやり見えてきます。
特に店舗を構えているお仕事で様々なことを考えると、、、
美容業界だったら、カメラ映えするメイクの仕方(リングライトの照明との関係を考慮するとか)、自宅勤務からの解放をどう演出してあげるか?(五感を刺激する演出)など様々なことが考えられます。
皆さんの業種だったら何ができますかね?
例えば大打撃を受けている飲食店だと、デリバリーの打ち出しはもうやめた方がいいと思ってます。
今回明らかになったのはデリバリー だと、メニューが美味しく感じないということ。
食材も作り手も変わってないのに美味しさが下がる。
これが元々テイクアウトやっているお店なら変動値がないのですが、新しくテイクアウトやデリバリーを始めたところは変動値が激しいと思います。
やっぱりそのお店で食べるから美味しいんですよね☆
そうなるとやはりお客様に足を運んでもらう取り組みが必須、安心安全の担保は当たり前に行っていてもお客様が気になるのは自分以外の他のお客様の存在。
完全予約制のコース料理にするとか、壁を作って個室にするとかいろいろできると思います。
オンライン化できる仕事とできない仕事、僕たち美容師もオンライン化はまず無理な仕事で結局お客様に足を運んでもらわないといけない仕事です。
待ってても問題は解決しません、とにかく動きましょ☆
※うちのメンバーさんで仕事でなにか困っていることがあったらご相談くださいね。
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