ラパンアジールを立ち上げて、運良くスタッフが入ってきた。
サロンの環境が変わると、エフィラージュカットを教えるという事していかなければいけない。
エフィラージュカットはハサミの動かし方にはルールがあるけど、基本的にはマニュアルがないカット技法。
マニュアルがないのに教えていかなければならない。
めちゃくちゃだなエフィラージュカット(笑)→それが楽しいんだけどね。

気づいたことがある。
エフィラージュカットの大切な部分は技術じゃなく、カットに臨む姿勢やマインド。
数あるカット技法の中から、なんのためにエフィラージュカットを選択して練習しているのか?
それが土台としてしっかり出来上がっていないと、このエフィラージュカットというカット技法は習得することが難しいんだと思う。
そして、その土台がしっかりしていないと志なかばで挫折してしまう。
(いや、そもそもそんなやわな土台であれば志なんてものは最初からなかったのではなかろうか?)
言葉にすると難しいんだけど、医者が人命を救うという事を考えていなかったら職業は医者でも本当の医者ではない。
それと同じでエフィラージュカットの技術を知っていてカットもできていたとしても、本当のエフィラージュカットではないんだろうな。
エフィラージュカットで何をしたいのか?
もっと深い部分でいうと、美容師人生をどう全うしたいのか?
これを自分の思考と自分の言葉でしっかり表現できる美容師は、エフィラージュカットの本当の部分を理解するんだろうな。
それが本当のスタートライン。
基礎技術を身につけてようやくスタートライン。。。
なんども書くけど「エフィラージュカットを用いて何をしたいのか?」
その答えが明確になったらスタートラインから初めの一歩が踏み出せるんだろうな。
初めの一歩が踏み出せたらあとは自由。
何事も自分次第。
試行錯誤していっぱい失敗や挑戦を繰り返して積み上げていく。
そういうことをやるためのスタートライン。
人に言われたから、、、環境が悪いから、、、などのアマチュアな考えは捨て、プロの美容師として生きる決意。
これが備わればどんどんエフィラージュが伝えたい何かが見えてくる。
さすが哲学の国フランスで生まれたカット技法。。。
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