ラパンアジールは「エフィラージュカット」というフランスのドライカットの技術を取り入れていますが、カット技法(技術の考え方)って多種多様に存在します。
どの技法が正しくて、どの技法が間違っているなんて一概には言えずその技法を使っている美容師がこだわりを持ってカットをすればお客様にとっては問題ないように思います。
ただし、カットの普遍的なルールに則っていればの話です。
ちなみに普遍的の意味をgoo辞書で調べると、
[形動]広く行き渡るさま。極めて多くの物事にあてはまるさま。「生物に共通の―な性質」
と出てきます。
分かりやすくいうと「すべてのことにほぼ共通していること」ということですね。
カットの普遍的なルールとはどういうことか?
例えば、ワンレングスという髪型、バブリーな時代の方達なら知っていますよね?( ̄▽ ̄)ワラ
このように段が入っていない髪型のことを言います。
これはエフィラージュカットでも、ブラントカットでもNYドライカットでも共通の認識だと思います。
こういう髪型をワンレングスとは言いません。
ではショートスタイルは?レイヤースタイルは?などいろいろと出てきますが、どういうシルエットで髪の重なりの構造がどうなっていると成立する髪型なのか?という問いに対する答えはどの流派も同じだと思います。(一般の方達には難しい話です、ごめんなさいw)
しかしながら、今この普遍的なルールを理解できていない美容師が残念ながら増えてきています。。。
じゃあ理解できていないのにどうやってカットしているのか?というと、髪の毛をすきバサミで梳いてごまかしているんですよね、悲しいことに。
ちなみにこの髪を梳くという技術にも普遍的なルールはあります。
ルールに則ってカットが施されていないとスタイリング(日常のお手入れ)はとてもやりにくくなります。
これは素人でもプロでもやりにくさを感じますし、プロの方がやりにくい理由がわかってしまいますのでもどかしさを感じます。
そうなんです、プロだからこそダメな部分が見えてしまう。
だからご新規のお客様のベースカットを見させていただくとラパンアジールの場合7割くらいの方はまずはベースを直していくことから始まります。
髪が伸びるまで待たなきゃいけないこともあるので長期でプランを立てる場合もあります。
髪型というのは個人個人の趣味趣向に左右されますし、カット技法も美容師のこだわりに影響されますので絶対的なカットというのは個人の中では確立するかもしれませんが、全体で見たときには確立するのは無理だと思います。
しかし、普遍的なカットのルール(法則)は個人においても大勢の中でも共通の認識で存在しますのでちゃんと理解してほしいものですね。
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