エフィラージュカットを始めて9年近くなるのかな?
美容業界の技術力が確実に低下してきているこの時代、せめてラパンアジールだけでも、、、いやエフィラージュカットを愛する美容師だけでもこの流れ食い止めなきゃいけない。
あ、他のカット流派でも同じ想いの美容師もたくさんいるのは百も承知ですから誤解のないようにね☆

そもそも、、、
そもそもなんだけど、なぜゲストは髪を切るのか?
この答えは美容師によって様々だと思うけど、「髪が伸びたから切るんでしょ?」なんて答えだったらアンパンチです(笑)
流れ作業で仕事をこなしてばかりいると美容師という仕事の本質を見失う恐れがあるから注意なんだけど、エフィラージュカットの世界はとにかくデザインの追求。
・カットの持ちが良い
・コンパクトに収まる
・どんな髪質にも対応できる(梳いてごまかさない)
・ツヤが出る
・手入れが楽ちん
このあたりの概念はもちろん抑えた上でデザインを追求する。
そのデザインもファッションから考えた追求。
さすがはフランスらしい考え方よね♬
でも、、、
どうやってファッションからデザインを追求していくのか?
そこにはモードを捉えた、、、っていう難しい話をすると嫌になると思うのでやめておきます(笑)
もっとシンプルに考えるとシルエットが綺麗なボブやカットでパサついてないロングヘアをしっかり切れること。
くせ毛もブローなしでヘアスタイルとして成立する髪型にすること。
そこにボブだったら毛先1cmに丸みがしっかりつくようにカットできるか?それとも切りっぱなしでいくのか?デザインとして考える。
ロングヘアなら巻いた時にどこからカールが出るか計算してレイヤーを入れる。
くせ毛ならスタイリング剤は何が適切なのか?etc

トレンドのフェザーバング、頬骨やや下にボリュームのあるボブで骨格補正、、、
そんなことを考えながらカットするのが大事で、それがヘアデザインなのです♬
けっしてカット教本を読んでマニュアルを忠実に再現することがすべてではないのだ。