▼ヘアワックスの使い方って意外と知らない。。。
ドラックストアに行っても正直どれ選んでいいかわからないですよね?
まず大事な認識はヘアワックスは油脂の塊で、その中にソフト〜ハードとタイプが分かれています。
美容師はあまりこのソフトやハードといった名称にはこだわらず使い心地や、自分のカットとの相性でお客様に使用するものを選んでいると思います。(僕だけ?)
市販品だと試すわけにはいかないのでなんとなくスタイリングしっかりしたいからハードかな?といった具合いに使ってからのお楽しみ☆的なギャンブル要素を含んだ選び方をすると思います。
そして買ったはいいが使い方が正解なのか分からない。。。
「とりあえず美容師がやっているみたいになんとなく髪に塗ってみようかな?」という感じになると思いますが、まずここで間違いがあります。
たまに聞く僕が耳にする表現「ワックスを髪に塗る」
床のワックスだと「塗る」と表現しますが、ヘアワックスの場合「ワックスをつける」と美容師は言います。
でも、ある時疑問に思ったんです。
「なぜある一定の人は塗るって言うのだろうか?」と。
▼ある傾向が見えてきました。
塗るという表現をする人達の傾向を探ってみたのですが、どうやら髪のボリュームが多い人達や髪にツヤが欲しい方たちがこの表現を使うように思います。
髪のボリュームをつぶしたくてヘアワックスを塗る、というか押さえつける。
髪にツヤが欲しいからヘアワックス塗ってツヤを出す。
なんだか「塗る」という表現使うのも分からなくないような気もします。笑
ですが、本来の使用目的とは違う使い方のようにも感じます。
(アップスタイリングなどは話別ですが、、、)
美容師の感覚ですとヘアワックスは「毛束感」「動きの表現」を目的として使用します。
なので押さえつけたり、塗りつけるという感じでは使用しません。
美容師が髪のボリュームを抑える場合はドライヤー時です、まずはヘアオイルやヘアミルクで少し髪に重さを作ります。
そして乾かしてから最後に冷風で髪を抑えていきます。
ボリュームが出てしまう原因は髪の根元の立ち上がりが強い(硬毛の方に多い)か髪のクセで膨らむかだと思います。
このボリュームの原因を抑えておかないと問題解決は難しいと思います。
そもそもがカットでシルエットバランス整ってない状態が一番の原因として多いのは触れないでおきます(T_T)
また髪にツヤを出す場合、本来髪のツヤというのは髪が光っているわけではなく外からの光の反射で起きるものです。
反射率が高ければ高いほどツヤがでます。
なので髪の毛一本一本に凹凸があればあるほど光が乱反射するのでツヤがなくなってきます。
逆に、凹凸を減らすことができればツヤはアップします。
(縮毛矯正やコーティング系の商材など)
例えばコーティング系のカラーやトリートメントなど用いて、、、
before
after
(少しだけブローしてあります)
このツヤ感はヘアワックスでは残念ながら表現できません。
なのでヘアワックスを塗ってどうこうという使い方はあまりお勧めできません。
以上、もしスタイリング剤の使い方わからないようであれば担当美容師に聞いてみてください☆
最新記事 by 山田 健太郎 (全て見る)
- 次の展示がスタートしました! Mon Crime展 - 2024年12月13日
- 通っているサロンではこのような提案を受けていますか? - 2024年12月6日
- これからますます経営が難しい時代になるので、強みを活かして頑張ります⭐︎ - 2024年11月30日