保健所の女性職員はいつも怒り顔だから、笑わせてやろうとチャレンジしたけど完全スルーされたラパンアジールの山田です。
#出直してきます。
さて今日はカラーについてのあれやこれ。
▼カラーテクニック台頭期
美容業界はすっかりカラーテクニックが台頭してしまい、カットをウリにする美容師が激減してしまった。
今の流行りのカラーなんかはブリーチありきで、綺麗なカラーを出すにはいかにブリーチで脱色するかがポイントなので正直なところ、お客様も美容師も根性!って感じの仕事。
お客様→長時間施術、予算、髪のダメージ、その後のケア、諸々根性で乗り越える
美容師→一発で抜けない地毛色素、放置タイム中の効率の悪い時間、綺麗に染めてもすぐに抜ける持ちの悪さを受け入れてくれないお客様の対応(全員じゃないけどね)、諸々根性で乗り越える
ブリーチ施術は根性論です(笑)

まぁ昔と違って各メーカーが綺麗なカラー剤を用意してくれているから、そういう点でも今の時代は仕事が楽になった。
昔はミルクティベージュとか無かったから各サロンに秘伝のレシピめいた物があって、先輩から伝授された記憶がある。
もう配合を忘れてしまったけど、紫シャンプーも紫マニキュアを1/100くらいお湯で希釈してシャンプーに混ぜてやってたなぁ。
そんな時代を過ごしてきたので、インスタで若い美容師が「自分なり極秘カラー調合公開します!」って発信してても、いや、、、そういう創意工夫が美容師にとっては極々普通の仕事のあり方だよ、、、ってツッコミたくなってしまう。
顧客の髪のコンディションを確認して、シーズントレンドを提案して、その都度調合を変えたりするのがプロの仕事なので、極秘も何も、、、
そんなおじさんのボヤキはさておき、改めてカットについて考える時間があったのですが、エフィラージュカットって美容師に「問い」を投げかけてくる。
▼カットも根性
いやこれは、もはや個人的な感想な感じだけど明らかにブラントカット(一般的なカット)では考えないであろうことを考えるようになる。
最近だと、冬場の乾燥する髪を柔らかくカットするには毛先に抜けるようにハサミを入れた方がいいけど、軽くなりすぎるのは問題ありだから最後の下処理の分だけ長く残す??それともレイヤーの問題?

なんて考えたりもする。→意味不明だと思うけど。
その考えることもある意味、根性座ってないとやってらんなくなる。
別にボブもレイヤーもそつなくかっとできるし、教えられるし、、、
でも100点満点ですか?と言われたら、うぅっっってなる美容師多いのではないかなぁ?
そういう風に創意工夫、考えるチカラを鍛えておかないとやっぱり個人のブランディングは成立しない。
カットは奥が深いなぁ〜。
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