お店の電話の回線が故障してしまい、ケータイでカスタマーに電話したところ「携帯電話からはご利用いただけません。」というガイダンスが流れ、固定電話が使えない状況だから連絡してるのに連絡手段が固定電話のみってチェックメイトすぎる状況を味わったラパンアジールの山田です。
#NTTさん改善した方がいいと思います。
さて今日の内容は美容師向けの内容だと思いますが、ひょっとしたらご家庭でも転用できるかもしれませんのでぜひご覧くださいね☆
月曜の夜はスタッフ向けの勉強会でした。
スタッフ向けと言っても、中村だけなんですけどね(笑)
今回のテーマは「美容室の組織論」について、山田の経験を元にお話しさせていただきました。
まだまだラパンアジールは組織というには程遠いですが、早いうちからスタッフと各ポジション毎の基準点を共有しておくことは大切だと思っています。

▼自分のことしか見えない時期
集団で働くと必ず出てくる人間関係の問題。
さまざまな要因が複雑に絡み合っているように見えますが、じつは最初から複雑に絡み合ってはいません。
徐々に複雑化していくのでそもそもなんでそんなに複雑になってしまったのか?分からないこともあるのではないでしょうか?
この原因は一言で言うと「他者への理解の無さ」です。
もちろんこれは相手ではなく自分自身です。
相手の気持ち、相手のルーツ、何を目指しているのか?どこをゴールにしているのか?など、本当に相手のことを貴方は理解できていますか?と。
相手のことを分かろうもせずにギスギスした関係を共同作業で作っていること、早めに気づくことも大切なんではなかろうか?
そのことを踏まえて組織を見ていくと、アシスタント〜スタイリストの時代は自分のことで精一杯な時期ではないでしょうか?
トップスタイリスト〜マネージャーは自分より組織運営に精一杯の時期ではないでしょうか?
各々のポジションでそれぞれの思いや見えている範囲が違ってきます。
また課せられている責任があり、そのことを全員で理解し合うことで組織のシナジーは生まれます。
ただし勘違いしちゃいけないのが「自分の課せられいることだけをやろう!」ってことじゃなくて、
「あいつは何に困っているのだろう?」「あの人がスムーズに仕事を行えるようにするためにはどんな準備が必要だろう?」ってお互いのことを考えることが超大事です☆
毎日そういうことを考えて同じ組織のチームメイトに接していたら、組織は強くなります。
#優しくもなる
▼崩壊する組織。
僕が見てきた組織の中で一番組織が崩壊していた状況は、相手の粗を探す文化が定着している組織でした。
「ドキっ!私じゃん!」って人いましたか?(笑)
完璧な人間なんていないから、他人の粗探しってとても簡単です。
そして悪い風習ってすぐに浸透しますし、自分自身気づかないうちに影響を受けてしまっていることがほとんどだと思います。
前向きな改善のために弱点を指摘することと、攻撃的な感情で弱点を指摘するのでは結果が変わります。
そんな組織はラパンアジールは作りたくないですね。
▼教育について考える。
経験を積めば積むほど、後輩や部下のミスが目に止まりついつい指摘してしまいます。
経験を積めば積むほどなんでもできるようになるから、ついつい技術が上手くならない後輩を茶化したりしてしまうことがあります。
できない奴は辞めちまえ!って精神、それって教育の放棄に近いです。
#以前の自分
ただし、なんでも先回りして準備する。
考えさせないで言うことだけ素直に遂行するだけの人材育成もあまり高水準な教育じゃないように思います。
美容室での話になりますが、やはり美容師の最終形は「人気者になる。」ことだと思います。
人気があるから指名がつくし、人気があるからスタッフから慕われる。
そうなるためには技術力、精神力、人間力を磨かなきゃいけません。
そんな環境の準備をラパンアジールでは進めています。